という格言をよく耳にしますね。私自身も、この言葉をかけられた時の、嬉しい思い出があります。

継続が決してすべてではないことは承知の上で、私自身、取り柄が「継続」くらいしかないのです(笑)。

7歳のときに、剣道を始め、14年続きました。しかし、楽しい時ばかりではなく、それはむしろ一瞬で、費やした大半の時間は、陽の当たらない日々でした。その一瞬のために続けられたかというと、少し違います。

小学生の時は、同じ学年に強い子が多く、個人戦には出場するものの、毎回3回戦止まり。華である団体戦に道場を代表して選ばれることはありませんでした。
004中学で剣道部に入ると、さまざまな事情で1年生からレギュラーになりました。14年間の中ではキャリア的に最も輝いていた頃かもしれません。しかし、病気やけがに悩まされ、学業との両立も困難な時期がありました(部活動後にも道場通いしていました)。

高校時代は、名門校だったため、公式戦の出場は一度もありませんでした。上下関係が厳しく、「しごき」といわれるいじめも辛かったです。しかし、この頃の自分は、周りの仲間に恵まれ、人として随分成長させて頂きました。現在も、この頃の仲間との絆は切っても切れない関係です。

大学時代も、2年生まではBチームでした。ここでは、一足早く、社会勉強もさせて頂きました。この頃の話を仲間とすると、「辛かったけどたくさん学べて良かった」と皆口々に言います。3年生の時には人材難で(笑)、主将も経験させて頂き、リーダーとして自分らしさを出す大切さを学びました。皆の良さを引き出す工夫をしたり、出番に恵まれない部員を励ましたり、1年間自分のカラーを出すことができました。

小学校から通っていた道場の中で、剣道を最も長く続けた同期は、気がつけば他にいませんでした。師匠から「継続は力なり、だな」と褒められ、嬉しかったことは嬉しかったのですが、何を褒められたのかいまいちピンと来なかったのです(笑)。

勝負の世界なので、結果がすべてと言っても過言ではありません。私自身、満足したことなど記憶にありません。
それと、何年続けたからすごいという他者の評価があったとしても、私には目標の大会で結果を出した(優勝)とか、そういうことのほうが当時は大切だと考えていました。

046今現在、継続の価値とは、一つに「経験」に近いと考えています。若いときは、経験をとにかく欲していました。と同時に、「経験とは何か?」と常に考え、「環境を変えた回数なのか」、「変えれば比例して経験になるのか」など悩んだ時期もありました。

環境を変えたことが少ないから、「継続」という価値を与えられているが、継続とはそれだけなのか、どんな「力」になったのか。件名の格言を自答しているうちに、「経験」に至りました。

ただし、長く続ければ良いというシンプルな答えに落ち着いている訳でもありません。継続して、身につくことは非常に多く、物事や事象にも深く入ることができました。本質に迫るために必要だった時間のような気も致します。

継続するには、自分で状況を愉しくする工夫が不可欠でした。愉しくないと続かないですし、苦しい状況でも愉しみを見つける力も大事だと思います。ただし、環境が合わなかったりという状況を継続するのは、体調を崩したりしますので、それは良くありません。

自分次第です。決して無理をする必要はありません。この記事も、そういう趣旨ではありません。

剣道以外にも、継続してきた(している)ことはありますので、次回ご紹介させてください。長くなりました。
このブログも、その一つですよ。see you again!(*^-')/~☆Bye-Bye♪

爽やかな新年度をお迎え下さい!!