進学コース・Vクラスを作った理由の一つは、「ゆとり教育」です。





この狭い世界だけで、こちらが満足して、生徒にも満足させていいのだろうか? という疑問がありました。





学校で教わる基礎が充分であるなら、もっと広い世界を見せてあげたいと思いました。





さて、第5期に参加してくれたメンバーには、初の試みとなる月一冊の「課題図書」に挑戦させました。






英語と数学の授業はありましたが、国語のVクラスがなかったので、読解力を補ってもらう目的と、






多感な時期を過ごしている彼らですが、あまり読書していないという実態を危惧したからです。





豊かな人間性を育んで貰いたいという願いも込めました。





「何でもいいから読みなさい」では、子ども達も途方にくれるでしょうから、全員こちらで指定した同じ本を読んでもらうことにしました。






できるだけ読みやすいものを選び、読書の歓びを知ってもらおうと思いました。






感想文の提出などはありません(笑)。なので、読んでいなくても私にはばれませんが(笑)、読んでいるか読んでいないかくらいは、子どもの顔を見れば分かります。






Vクラスは、日本一の質と、学費の安い進学クラスだと自負していますが(笑)、中には途中で去っていく子も出てきました。





2つのタイプがあり、一方は勉強についていけない子。英語の授業では、前回学習したことを小テストするので、自宅学習ができない子には苦痛になってくるのでしょう。






もう一方は、私どもが見下されて、他の塾に移るというパターンです。「ここにいたらダメになる」と思うのでしょうか。私から厳しく言わせて頂くならば、15歳の傲慢です。






後者のタイプの生徒の多くは、残念ながら、本を読んでいる形跡がありませんでした。顔色や機微を観察していれば、20年も指導していますから、大体分かります(笑)。






そういう事例が増えてからは、「才能」だけで良い成績を収めている生徒に関しては、Vクラスの参加は慎重に見極めるようにさせて頂きました。






不断の努力をしない生徒は、入試間近に努力を始め、才能?によって力がつくかもしれませんが、






結果的に、私どもの指導によって、人を見下すような子を生むことはしたくないのです。







これは自身への自戒でもあります。人と人を比べるという愚行は、しないという誓いでもあります。






子どもたちには「天才」より、「努力の天才」になって欲しいという願いです。他の生徒より多く学習する時間がある訳ですから、






学問だけでなく、人間学も同時に磨いて欲しいと思っています。






中学を卒業してからのほうが、たくさんの試練の連続です。未来への航海に際しても、荒波を越えていけるような訓練をとの思いで、濃密な時間を過ごしています。






この「課題図書」は、現在の第8期生まで脈々と受け継がれています。読書をする意味は「今は分からなくても後から分かるから、そう信じて、楽しんで挑戦してほしい」と、彼らが忙しいのを承知で伝えています。






その意義は、語るまでもないと存じます。(o^∇^o)ノ




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